2019年10月より、
毎週水曜が定休日となりました。
こんにちはクレメガネイオン店のキタノです。
クレメガネでは、メガネやサングラスなどの光学品だけではなく、
補聴器もお取り扱いをしております。
「見る」と「聞く」。
どちらも生活していくうえで非常に大事な役割を果たしています。
今回は、
「聞こえ」と「認知症」の関係について少し。
┃誰でも聞こえが悪くなる
歳を重ねると、周りの音が聞こえにくくなっていきます。
これは老化現象のひとつとして誰にでも起こりうることです。
加齢にともなう難聴は、65歳以上で急増するという調査結果があります。
また、65歳以上の認知症患者の割合は.2015年では15.5%(約6人に1人)で、
今後はさらに増加するだろうといわれています。
┃音が聞こえる仕組み
音は耳の中の蝸牛という器官で電気信号に変わり、
それが脳に伝わることで初めて音と感じることができます。
つまり、耳は音を伝える伝達器官で、
実際に聞いているのは脳だといえます。
難聴とは、耳の機能が低下することで、
脳に伝わる電気信号が減少している状態です。
聴覚刺激が少なくなると、記憶や情動など
さまざまな脳機能に影響を及ぼす可能性があります。
厚生労働省は、日本において2025年には高齢者の5人に1人が
認知症になると推測するとともに、
2015年に「難聴が認知症の危険因子のひとつである」と発表しました。
さらに難聴が社会的な孤立につながり、
認知症のリスクを増加させる可能性があるとも言われています。
┃補聴器は“トレーニング”が必要
音の刺激の少ない生活が長く、難聴に慣れてしまった脳に聞き取りに必要な音量の
音を補聴器で伝えるとほぼ「うるさい」「余計な音」と感じてしまいます。
そのため、「難聴の脳」には補聴器の音に慣れるためのトレーニングが必要
ということと、早めの補聴器装用がおすすめです。
ほとんどの方が、自分から「補聴器をつけたい」とご来店されることはありません。
耳の機能低下は少しずつ進行するため、自分では気づかないうちに脳が音の刺激が
少ない状態に慣れてしまっているのです。
ご家族などの周りからのご相談が多いです。
周りの方のために、そして認知症のリスクをさけるために、
「聞く」こと、お気軽にご相談くださいませ。
今回はコチラの冊子を参考にしました。
店頭にご来店下されば差し上げます。