メガネレンズの違いとか。

 

 

 

 

 

クレメガネでは、レンズメーカーHOYAさんが作ったipad専用アプリがございます。

これで今までは作ってみないと分からなかったレンズの厚みや設計の違いが分かります。







お客様が選んでいただいたメガネフレームに、

お客様の度数でどの位のレンズの厚みが出るのか、


というのが分かるアプリです。










 

 


まずはお客様のPD(瞳孔距離)を入力します。

PD(瞳孔距離)とは、黒目と黒目の間の距離です。

メガネを作る際に瞳孔距離は大切で、

その距離がずれてしまうと見え方に影響します。

 



近視でいうとレンズの一番薄いトコロが黒目の真ん中で、

遠視でいうとレンズの一番厚いトコロが黒目の真ん中です。

 
上の写真では瞳孔距離64ミリの方の場合です。






 


そして実際選んでいただいたメガネフレームを使って、

メガネのサイズを測定します。









 

 

 

 


そしてお客様の度数を入力します。

-5.00という度数です。

マイナスというのは近視を意味します。

数字が大きくなるにつれて、度数が強い(近視が強い)ということです。








 

 



2つのレンズの厚みが比較できます。

上が球面レンズといって、スタンダードな設計です。

文字通り、球面状にカーブします。




HILUX1.6の「1.6」というのは屈折率といいまして、

簡単に言うと数字が大きいほど薄くなります。




下のレンズは両面非球面レンズと言って、

これも文字通り、「非」球面なので、

カーブが少なく、板に近い設計のレンズです。

「1.74」というのが超薄型レンズになります。




 


比較すると一目瞭然で下のレンズの方が薄いですね。



今回の度数は強度近視なので超薄型の方がキレイですが、

弱度数だと、そんなに薄さにこだわる必要はないと思います。






このアプリのおかげで、

選んだフレームに自分の度数のレンズが入ったとき、

どんな厚みで仕上がるのかというのが、だいたい分かります。



メガネというのは仕上がった状態が分からないままお金を払うわけなので、

できる限り仕上がりのイメージを伝えるのが我々の仕事の最重要部分だと思っています。

 



メガネはすぐには出来ません

店頭に並んでいるメガネフレームはいわば半完成品です。

数あるメガネフレームの中から提案し、

そこからお客様の生活環境にあった度数を決定し、

その度数に最適なレンズを提案し、

そのレンズを注文し、

届いたメガネレンズを我々が加工をし、

仕上げてチェックしてOKになって、

はじめてメガネの一歩手前のものになります。




期待以上のメガネを作って、快適に生活してもらえたなら、

やっと我々の目指しているメガネになります。

心待ちにしていたメガネがイメージと違ってがっかりしないように、

できるだけわかりやすい説明を心がけております。




メガネを軽々しく扱ってるような時代ですが、

自分は自分の芯を持って、ちゃんとメガネの価値を伝えていこうと思います。




なんか、

かっちょいいこと書きましたねワタシ。




いいところで終わります。

 

最後までお読み下さりありがとうございました!

 

 

クレメガネ イオン店

 

 

(キタノ)